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キレイ/健康  |京都府南部

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2015年08月03日

持久力

 マラソンは、最大酸素摂取量だけが決め手ではない、そもそもぜーぜーハア
ハアしながら走るのはほんのちょっとで大半は楽でもないがきつくもなく‥辺
りでジワジワと走るものですし‥、ということで、ではマラソンの走力には何
が関係しているのか、その一つは乳酸、というところでした。

 そんなことで乳酸です。
 さて、エネルギーは主に糖質と脂質から産生されます。糖質からエネルギー
を作り出す際、乳酸ができることもあります。乳酸にならずに、形を変えて先
の回路に進めることもあります。

 なお、脂質からエネルギーを作り出すには乳酸は生まれません。では、どん
な時にグルコース(糖質)→乳酸の形でエネルギーを作り出すかと言うと、一
つは運動強度が高い場合です。

 運動強度が高いということは、短時間でたくさんのエネルギーを使う、使う
には作り出さなければなりません。そのため、手っ取り早い方法でエネルギー
を得たい!のです。つまり、グルコース(糖質)→乳酸はエネルギーのお手軽
な入手方法、と考えられています。

 また、走るペースを徐々に上げていくと、あるポイントまでは(血中の)乳
酸はほとんど上がらない、そしてあるポイントを境にどんどん(血中の)乳酸
は増えていくというポイントがあります。それを乳酸性作業閾値(Lactate
Threshold;LT)と言います。感覚としては、それまでは楽々でペースが上が
っても何てことなかったのに、あるペースを越えて速くなったらいきなりきつ
くなったとか、これより10〜15秒/km遅いと楽々なのに、ここを越えるときつ
くなる‥というようなペースだったりします。

 そして、マラソンのレースペースは、このLT付近であると言われています。
もちろん人によってこのポイントのペースは違います。5’00”/kmの人もいれ
ば、5’05”/kmの人もいれば、7’15”/kmの人もいれば、3’00”/kmの人もい
る‥ワケです。

 ということは、このLTのペースがどのくらいなのかがマラソンの走力と大き
く関わっていると言えます。このポイントでのペースが速い方がマラソンも速
い、ということは、このポイントのペースを速くするには‥?また、最大酸素
摂取量との関係は‥?



あなたはもっと速く走れます。
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【フィットネス テクノロジー】

取締役 ストレングス&コンディショニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ         澁谷 和久
大原スポーツメディカル専門学校講師
東洋医療専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
NISAQ認定SAQインストラクター

京都市南区吉祥院石原西町12-3   日産工業2F
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Posted by 澁谷 和久 at 17:35│Comments(0)
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