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キレイ/健康  |京都府南部

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2017年03月17日

寒い時は?

人間は恒温動物ですから外が暑くても寒くても体温は一定です。
暑くなれば汗をかいて熱を放散させ、寒ければ「ふるえ」によって筋肉を収縮させるこ
とで熱を発生させます。

 脳の体温中枢がとりまとめ役をしていて、体のあちこちにあるセ
ンサーから情報をもらい、体温が上がっていると分かれば熱を放つ方向へ、体
温が低いとなれば熱を産生しろという命令がなされます。


 寒いと感じたら体はどうなるか、どうするか。

 まずは、何か一枚羽織ったり、あるいは暖房をつけたり暖かいところに移動
したりと、行動で何とかしようとします。加えて、皮膚の血管を収縮させます。
皮膚は外界に近いところにありますから、外界の温度が低い場合、皮膚に血液
が通ると外気によって冷やされてしまいます。それを防ぐために、皮膚への血
流を減らすのです(ちなみに、体温を下げようとする場合で、外界のほうが体
温より低ければ、この逆=皮膚に血液をたくさん流すことになります)。


 また、鳥肌にもなります。これは毛根の周りの筋肉が収縮するためです。動
物はこれで毛を立てることで断熱効果を期待できますが、人間は期待できず、
ただ鳥肌になるだけです。

 それでもダメだと、「ふるえ」によって熱を作り出します。エネルギーを使
って熱を作り出しますので(ふるえは熱を作り出すだけのために筋肉を収縮さ
せているのですが)、体に限りあるエネルギー源を使うことになりますから、
ずっとそのままだといずれ限界がやってきてしまいますし、寒さへ対応する順
番としては最後です。


 こうして、熱の放散を少なくして、逆に産生は増やして、「寒さ」に対応し
ています。とても寒いときは、エネルギー源を使って体温を作っているわけで
す。これは寒い中で運動する場合同じで、寒くないとき以上にエネルギーを使
う、糖質の利用が多くなると考えられています。

 冬のほうがダイエットしやすいというのは、体温維持のために、寒くないと
きより多くのエネルギーを使うから、という考えが元になっています。





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【フィットネス テクノロジー】

取締役 ストレングス&コンディショニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ         澁谷 和久
大原スポーツメディカル専門学校講師
東洋医療専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
NISAQ認定SAQインストラクター

京都市南区吉祥院石原西町12-3   日産工業2F
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Posted by 澁谷 和久 at 14:41│Comments(0)
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