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キレイ/健康  |京都府南部

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2016年05月18日

血糖値とランニング

血糖値とランニングについて考えていきたいと思います。

 血糖値とは、血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度です。体温のように簡
単に測れるものではないですし、血糖値という数字自体はあまり身近なもので
はないと思います。今の血糖値がどれくらいか〜なんてことは、ほとんどの方
は気にしたことはない、のではないかと‥。

 しかし、数値はどうであれ、体にとってはもっと身近なものです。血糖値が
下がれば、『お腹がすいた!』と感じますし、食事をしたりして血糖値が上が
ってくれば『お腹いっぱい』と感じます。

 また、血糖値は『低く』なれどもゼロになる=血糖がなくなることはありま
せん。それは、糖質が使えるエネルギーとして唯一、というくらいに主体とし
て使っている臓器があるからです。『脳』ですね。お腹がすいて、頭もぼーっ
としてきて集中できなくなって…ということは経験があるかと思います。

 なお、血糖値は、食事からしばらく経ったりして『正常値』よりも低くなっ
た場合、何とかして血糖値を上げようとします。グルカゴンやアドレナリン等
のホルモンによる仕業です。そして、肝臓等に貯えられているグリコーゲン
(グルコース(ブドウ糖)の塊)を分解し、血中に放出して血糖値を上げます。

 逆に、血糖値が高くなった場合、インスリンが作用して筋肉や脂肪組織への
グルコース取り込みを促進させたり、肝臓への蓄えを促進させたり、脂肪合成
を促進させたりします。大事なものだから、必要なもの以外は大事に保存して
おきましょう、という感じですね。血糖値が下がると体も頭も動きにくくなり
ますから、それはマズいわけで、『大事なもの』を引っ張り出してくる‥わけ
です。

 こうして、日常生活でも血糖値は変動しているものであり、グルコースは生
きていくためには欠かせないものですが、走る(=筋肉を動かす)際にもグル
コースはたくさん使いますから、重要な栄養素です。普段のトレーニング、レ
ース等、なるべく良い状態で走りたい、そのためには…というところを、血糖
値という観点から考えていきたいと思います。




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【フィットネス テクノロジー】

取締役 ストレングス&コンディショニングコーチ
ランニング学会認定ランニングコーチ         澁谷 和久
大原スポーツメディカル専門学校講師
東洋医療専門学校講師
日本体育協会公認パワーリフティング指導員
日本陸上競技連盟公認ジュニアコーチ
NISAQ認定SAQインストラクター

京都市南区吉祥院石原西町12-3   日産工業2F
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Posted by 澁谷 和久 at 15:46│Comments(0)
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